好きなもの・好きなこと・考えたこと

自分の好きなことについて綴ります。ラーメン・つけ麺・ビール・ワイン・コーヒー・旅行・野球・お笑いなど。時々考えたことなども。

飲食店のファンの作り方

飲食店に限らず、無愛想な店員しかいない店が多い気がする。もったいないなあと。

 

USJのV字回復の立役者、森岡毅さんの『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』でも書いてたけど、従来の日本企業は、「良い物を作ったら勝手に売れる」と考えていて、「売れる物を作る」(=マーケティング)を考えることを怠った。

 

その結果として、今の名だたる日系大企業の失速があると。

 

話の粒感は違うけど、大事やと思うけどなあ。「美味しい食べ物を提供してたら勝手に客が来る」。確かにそうかも知らんけど、長期的なファンを作りにくいよねー。何回も行ってるのにいちげんさんみたいな対応されたり、ほんまに美味しかったから「ごちそうさま!」って心を込めて言ってるのに表情一つ変えず、むしろ目も合わせず、「ありがとうございました」とだけ言われたら、味がとんでもないレベルで突出してない限り、その店に2回目来店しようとは思いにくい。

 

少し前に母親が飲食店を営んでて、たった数年で地元ではけっこうな繁盛店になった。手前味噌やけど確かに味は他の店と比べても美味しい。ただ、それ以上に長期的なファンは他の店より圧倒的に多い気がした。

 

見てると恐らく母の人柄かなと。これも手前味噌やけどほんまにルフィとか悟空みたいな人。いつもやりたいことがあって人生キラキラしてて、それに周りが喜んで支援したいと思うような人。

「the 大阪のおばちゃん」っていう感じでめちゃくちゃ良く話すけど、お客さんをお金として見ているようないやらしさもないし、変にしつこくも無い(捕まったら1時間ぐらい平気で喋り続ける大阪のおばちゃんは普通にけっこういます)。

 

スーパーのレジで仕事をしたり、営業の仕事をしたりしていて、「愛想の良さや笑顔だけで売上が作れる」と感じたことは無いし、そんな甘いことでは無いと思ってる。売っている物とかそれ以外のベースは絶対に必要。

 

ただ、将来自分が飲食店をするときには、その状態にちょっとでも近付けたら楽しく人生過ごせそうやなーと。笑顔が途切れへんお店になりそうやなーと、ふと感じるお盆最終日。